人生を切り開く「ミーパサン」~子育て日記~
こんにちは産休でお休みしている、きょうこです。
先日のキラちゃんの記事にあったように無事に出産しまして
現在新米ママ、はじめての育児に右往左往しています。
島嫁として育児をしていく中で石垣の文化や白保の文化に触れることが多いので
その素敵な島の考えや心の持ちようを時々ご紹介していきますね。
今回は人生を切り開く儀式です。
干支の辛酉"かのと とり "の日、申うまれの人に髪の毛を切ってもらう儀式、「ミーパサン」を行いました。
なんだそれ?
子供の髪の毛の右側、左側、前をちょこっとはさみで切ります。人生を切り開くっていう意味があるらしい。だから後退しないということで、後ろは切らないんだと。
「ミーパサン」という言葉は、白保方言で「3ヶ所・はさみ切る」からきているんでしょうね。
なるほど、そんな儀式もあるんだねー。
・でもなんで申の人なんだろう?
・どこの文化なんだろう?
もっと詳しく知りたくて調べても、石垣の人に聞いても今はもうやってる人は少なく、どうやら白保とかの一部の集落で語り継がれている儀式みたいで、詳しくはわかりませんでした…
そこで私なりにネットで調べて考えてみました。(^。^)
○なぜ?かのととりの日なのか
辛酉(かのととり)の年は革命の年と言われているようです。
(辛酉は天命が改まる年とされ、王朝が交代する革命の年で辛酉革命という。 --wikiより)
このことから、新しい道を切り開くという儀式が辛酉の日に行うのかしら。。
また、辛には新しいという意味もあるそうな。
(辛(かのと)の字は同音の「新」につながり、植物が枯れて新しい世代が生まれようとする状態。
--wikiより)
これも関係あるのかしら。。。
○なぜ申の人がやるのか
酉の前が申だから???
毛づくろいする動物だから???笑
辛酉は庚申の次の日あたるので、庚申信仰の神使の猿からきた?
この儀式は干支から来てるから、沖縄だけじゃなくて、日本や中国だろうねー
誰か詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。
同じような儀式がまだ行われている地域とか知っていたら知りたいですね。
なんか俄然、干支に興味がわいてきたぞ~
なにはともあれ、無事にミーパサンを行い、この子の人生は切り開かれました!!(^。^)