白保の歩き方 ③~サンゴの石垣~
(サンゴの石垣)
白保を散歩していて一番「沖縄だなぁ」と感じるのが、この石垣でしょう。
一般的な塀より適度の風が抜けて台風に強いんだとか。
まず、これは石じゃなくてサンゴなのは知ってた?
一個づつ見比べると、いろんな模様があって、面白いですよ。
そして次に気づくのはこの石垣…
「あれ?ここの石垣、普通のとちょっと形が違う・・・」
こちらは「アワイシ」といって、切り出してきた琉球石灰石。
海岸でゴロゴロ拾えるサンゴとは違って石切り場で切り出してくるので、もちろんこちらの方が高価!
なのでアワイシの塀のお宅は「あぁ、お金持ちの家な(だった)のねぇ~」と妄想しながら眺めてください。笑
ここのお宅は一番上だけアワイシかな。融合してますね!
上が平らの方が、掃除しやすいですもんね。
上をコンクリで平らにしているお宅あります。
次に気づくのが、積み方。
石積みに関して雑学があればいいんでしょうが(笑)あまり知らないのでスルーしたいところですが、
家によって積み方が様々で個性的なんですよね。
粗積みのところや面がきっちりそろっているところ。
いつか勉強する機会があれば調べてみたいと思います。
戦中は軍の飛行場が近くにあり、
爆撃をうけた滑走路の穴を埋める作業をしていたそうで
家の石垣も提供したよっと、おじぃが教えてくれたのを思い出しました。
白保の石垣が低いのはそのせいだとか…
白保小学校も石垣です。
石垣にはハブが住み着くから危ないということもありますが、やっぱり石垣の方が風情がありますよね。
それに低い塀だから、地域の人も子供たちが何をしているのか見やすく、見守ってるって感じする。
ちなみに、牧場も石積みで囲んであります。
自然を有効に使いながら生活してきた様子がわかりますね
石垣を積む職人さんも少なくなっているようで、
白保村ではこの風景を残そうと皆さん努力されています。
(白保の歩き方シリーズ。
ここの情報は見聞きした話を連ねており
あくまでも一説でありますので
「へぇ~」という姿勢でお楽しみいただけると幸いです)