ちょっと変わってる私は、ここではちょうどいい。
福木の花が、ぱらぱらと落ちてくるこの季節。
箒を手に、いつもの道をはきながら
ふと、ゲストさんの言葉を思い出しました。
「実家みたいで、落ち着くね」
「ちょっと変わってる私が、ここでは普通でいられる」
映えるわけでも、新しいわけでもないけれど
自分に戻れる時間がここにはあるのかもしれません
パキラには、ちょっと“変わってる”と言われがちな人が、よく来てくれます。
でもそれは、常識を逸脱しているという意味ではなくて——
たとえば、観光スポットよりも地元の何気ない風景に心を動かされたり。
予約困難な人気店より、たまたま入った地元の居酒屋に惹かれたり。
植物や生き物、染物など、マニアックな世界を深く楽しんでいたり。
白保の集落からほとんど出ずに、何日も静かに過ごす人もいます。
中には、「この島でビーチクリーンがしたくて」と来てくれた方も。
いわゆる“観光客らしい過ごし方”とは少しちがうけれど、
それはその人が、自分の「好き」や「心地よさ」をよく知っているということ。
そういう軸のある人って、静かで、でもとても魅力的なんです。
だから、パキラは「ちょっと変わった人」大歓迎。
というか、むしろ「ちょっと変わった人」が、いちばんしっくりくる宿かもしれません。
…だって、オーナーの私もちょっと変わってますから。笑
どんなところが?って、それはパキラで会ったときにでも。
きっと、「なんとなくわかる」かもしれません。