白保と津波

4/3に台湾で震度6の地震があり、石垣島でも朝9時頃
[3Mの津波がすぐに来る]という津波警報が発令されました。
白保は目の前が海岸でほぼ0m地帯!

ここに来てから10年「とにかく津波警報がなったら高台に逃げろ」と口を酸っぱく言われてきました。
毎年行われる避難訓練では市と公民館役員が連携して、地域の行事の1つとしてたくさんの村の人が皆さん参加しています。
☆8分以内に小学校より上の道に行く
☆歩いている人がいたら車に乗せる
☆避難所ゆなむりに向かう

その成果もあり今回の警報時、慌てずパニックにならずに素早く行動ができ、避難できました。
たまたま宿に掃除に行くところだったのでシュミレーション通り、ゲストを乗せて子供を園から迎えて避難ができました。

課題も見つかりました。
★避難訓練時と違って渋滞、ほかの一時避難場所の候補も考えておく
★待機時間が長く飲み物の備蓄が必要
皆さんの地域でも参考にしてください。

今回ニュースのコメントでも「訓練が生きた」と多くの人が口にしていました。
なぜこんなにも沖縄の人、白保の人は津波に敏感なのでしょうか。
もちろん島だからというのもありますが
ここ石垣島300年前に明和の大津波という大きな津波がきて、特に白保村は村民の98%が亡くなってしまったという悲しい過去があります。

地震の揺れの後、今までにないくらい潮が大きく引き、魚が海岸に打ち上がったのを見つけて、みんな喜んで魚を取りに海岸にいったそうです。これは今ではいう津波の前の引潮です。
そのため被害が大きくなり1600人いた村民は、わずか28人しか残らなかったと言われています。
この時のことはまだ詳しく分かってないことも多いそうですが60〜85mの津波がきたといわれています。
(いやいや、60~85mって!すごっ!20階建てビルの高さだよ!)
今でも石垣島に打ち上げられた”津波石”はたくさんあり、高台にもあります。

今回の台湾地震での被害が大きくならないことを願います。
2020年にヘルパーしてくれた台湾出身イャンちゃん大丈夫かな…

◆◆◆
パキラでの対策としては、
①避難場所確認
チェックイン時に避難場所を確認しGoogleMAPデータを共有しています。
②LINEグループ
滞在中LINEグループをつくって参加してもらいます。そこで緊急時の連絡をお互いにとることができます。
③避難
いざという時は「各自で避難」が基本ですが、もちろんオーナーの私が白保にいれば、宿にいる人を一緒に車に乗せて避難します。

ここ数年でも、地震、夜中の津波注意報、早朝の北朝鮮ミサイル、などで警報がなることがありました。
その都度、ゲストさんとラインで情報交換できたことは、一人旅できている方の不安を少し取り除けたかなと思っています

旅先での災害はどうしても不安が絶えないでしょうから、オーナーとしてできることは何か?
もしもの事を、いろんなシチュエーションでこれからも考えていきたいと思います。

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